外壁塗装のベストな時期についてお伝えします。外壁の色褪せやひび割れが気になるため外壁塗装を検討している、という方も多いのではないでしょうか。業者へ再塗装を依頼する際には、外壁塗装に適した時期を選ぶことが重要です。外壁塗装にベストな時期や季節ごとのメリット・デメリットについて、詳しく紹介します。
外壁塗装のベストな時期
外壁塗装のベストな時期は、10~11月です。1年のうちで比較的気候が安定している時期のため、予定通りの工期で進められる可能性が高いでしょう。
外壁塗装のベストな時期は10~11月
外壁塗装のベストな時期は、1年のうちで比較的気候が安定している10~11月です。雨や雪が少なく塗料を乾燥させやすいため、工期が延長されずに予定通り進められる可能性が高いでしょう。しかし、外壁塗装のベストシーズンは、工事が混み合うため、希望する日程での施工が難しいケースもあります。
外壁塗装に適した気候
外壁塗装は「気温5度以上」「湿度85%未満」「雨・雪・強風でないとき」の条件を満たしている日が適しています。雨や雪などの天候不良では、作業できないため、休工になります。天候不良の可能性が高い時期を選択すると、工期が大幅に延びる可能性があるため、注意が必要です。
外壁塗装にふさわしくない時期
外壁塗装にふさわしくない時期とその理由について、解説します。
梅雨時
雨の日には、外壁塗装が休工になります。そのため、雨が続く可能性が高い梅雨時は、外壁塗装に向いていません。外壁塗装の工程は、十分な乾燥時間が必要です。
梅雨時には、湿気が多く日差しも少ないため、十分な乾燥時間を確保できません。梅雨でも雨が降らない日もあるため、外壁塗装も可能ではありますが、一般的な工期よりも長引く傾向があります。
夏場
夏場は、日差しがあるため、塗料の乾燥には適している時期です。しかし、台風やゲリラ豪雨など天候が安定しない日も多いため、ふさわしい時期ではありません。
また、外壁塗装の際は、においが流れ込むのを防ぐため、窓を閉め切る必要があります。その際、エアコンの使用は可能です。しかし、場合によっては室外機を養生するため、エアコンが使用できないケースもあります。夏場の外壁塗装は、エアコンが使用できるかどうかを、事前に確認するとよいでしょう。
冬場
冬場の外壁塗装は、気温が低かったり、雪が降ったり、ふさわしい時期とはいえません。外壁塗装は、気温が5℃以下、湿度85%以上の日には、原則塗装に着手できません。冬場は外壁を乾燥させにくいため、工期が延びる可能性が高まります。冬場でも最低気温が5℃を超えるなど、地域によっては外壁塗装が可能なケースもあります。
季節ごとメリット・デメリット
外壁塗装する際の季節ごとのメリットとデメリットを紹介します。
春3~5月
3~5月は、比較的天候が安定している時期のため、予定通りの工期で進められる可能性が高い点がメリットです。しかし、雪が残っていたり、気温が5℃以下の日が続いたり、塗装できない地域も一部あります。外壁塗装に適した気温と湿度であれば、乾燥させやすく施工不良も起きにくい時期でしょう。
しかし、10~11月のベストシーズンに続いて繁忙期にあたるため、施工費用の設定が高めな点がデメリットです。
夏6~8月
6~7月初めの梅雨時の施工を避ける人も多いため、施工費用が低く設定されていたり、希望の日程が押さえられたり、キャンペーンを開催している業者もいます。通常よりリーズナブルな料金設定のため、施工費用を抑えられる点がメリットです。
6~8月は、梅雨以外にも台風やゲリラ豪雨など、天候が安定しない日も多いため、工期が延びる可能性が高いでしょう。夏場は、天候さえよければ乾燥時間が短く済むため、タイミングによっては適している時期と言えます。
秋9~11月
先にも紹介しましたが、10~11月は外壁塗装のベストシーズンです。9月は台風が発生しやすい時期のため、ベストとは言えません。秋頃は外壁塗装の繁忙期にあたるため、予約枠が埋まっていたり、施工費用が高めだったり、工事が集中する時期です。
冬12~2月
12~2月は、外壁塗装にふさわしい時期ではありません。冬は乾燥に時間がかかり、気温や天候により塗装できる日が限られます。降雪や凍結、結露など、1日の作業時間が短くなり工期が延びることもあります。積雪エリアでは、11月後半~3月初め頃はほとんどの場合で外壁塗装できません。
閑散期にあたる時期のため、キャンペーンを実施する業者も多いことから、通常よりもお得にサービスを利用できることもあります。
まとめ
この記事では、外壁塗装のベストな時期についてお伝えしました。外壁塗装のベストな時期は、10~11月です。10~11月は、1年の中でも比較的気候が安定しているため、予定通りの工期で進められる可能性が高いでしょう。梅雨でも外壁塗装は可能ですが、乾燥時間が確保できないため、ふさわしい時期ではありません。
しかし、閑散期にあたるため、施工費用を抑えられるというメリットもあります。再塗装を検討している方は、季節ごとのメリット・デメリットを参考にして、外壁塗装の時期を選んでみてはいかがでしょうか。